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金色の背徳 第21話

2009/02/23 21:15 

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 彼としては海原家の実権さえ握れば、財産など問題ではないと思っている。しかし玲緒奈が同じように考えているかは疑問だ。独占欲の強い女なので、すべてを手中にしないと満足しないかもしれない。
――すると繭美に危害が――
 海原の死後、玲緒奈は義理の娘を巨大な障害だと思い始めるだろう。いや、すでにそう考えているかもしれない。
 妻としての彼女に不満のない駿策としては、繭美に危害が及ぶのだけは避けたい。彼女を騙しているのは自分たちで、繭美自身には何の罪もないのだから……。
 そんな彼の思惑を咎めるように、玲緒奈からの電話が鳴り響いた。
「繭美は出掛けたのね?」
 おそらく繭美の外出を見届けてから連絡してきたのだろう。大胆な彼女だが、そんな細心さも持ち合わせている。
「昨日の話の続きだけど……」
 思わせぶりな言い方に、駿策は唾を飲み込んだ。
「涼子の扱いはあなたに一任するから、啓太はあたしに任せてくれない?」
「それは構わないけど」
 涼子を抱いた件を蒸し返されるのかとヒヤヒヤしたが、意外にもそうではなかった。きれいさっぱり忘れてくれると嬉しいのだが。
「何かいい作戦でもあるのか?」
「もちろんよ。すでに手は打ってあるの」
「へえ、さすがに行動が早いね、お義母さん」
「あなたには負けるわ。いつの間にか涼子を手なずけちゃうんだから」
 やはり厭味が飛んできた。
「それは言わないでくれよ。俺たちの将来のためじゃないか」
「まあいいわ。ただし、あの女と会うのはもう一回限り。それは約束して」
「了解、了解。約束は守るよ」
 納得したように見えたが、まだ嫉妬の炎がくすぶっていたようだ。女という生き物の扱いは本当に難しい。

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「それで啓太はどうやって?」
「な、い、しょ、よ」
「まさか俺が涼子にやったようにするんじゃあ?」
「何? 妬いてるの? あなたらしくもない。あたしが啓太ごときに抱かれるはずないでしょう」
 ひょろりとした体形、奇妙なほどの童顔は、とても三十歳には見えない。もちろん悪い意味でだ。男性的な魅力は皆無、あの男に抱かれる女などいないだろう。
「それもそうだな。でも安心したよ。もしかしたら俺への腹いせに、とも思ったんだが」
「あたしはそれほど軽はずみじゃないわよ、知ってるでしょう? それにもっと良い方法があるの」
「どんな?」
「それは完了してからのお楽しみ。ふふふ……、あなただって内緒にしてたくせに」
 意味ありげな笑い方が、駿策の脳裏に染み付いた。
 付き合い始めて七年、普通の恋人同士とは比較できないほど密接な交わりをもっているが、彼女の内面には未だ理解できないものがある。それが魅力と言えば魅力なのだが、時おり恐ろしさを感じることも隠せない。
「あんまり危ない橋を渡るなよ。せっかくここまで来たんだ」
「大丈夫。あなたのように自分の肉体は使わないわ。もっと楽で安全な方法」
 痛烈な皮肉だ。電話機を握る手のひらに汗が滲み出る。
「そう責めないで、涼子の件は勘弁してくれよ」
「あら、責めてなんかいないわ。まあ成り行きを見ててごらんなさい、あなたも喜ぶはずだから」
 これから海原の見舞いへ行き、それから会社へ顔を出すと言って電話は切れた。
 海原が倒れてからも、会社の業務に滞りはない。それどころか新しい提携先も増え、事業を拡大していく予定もあるようだ。すべてが玲緒奈の手柄とまで言わないが、その才覚は否定できない。
 病床の海原も手放しで喜び、繭美も頼もしい義母だと口にしている。ただ一人、玲緒奈の躍進を苦々しく感じているのが涼子だ。
――さあ、今夜はどんなプレイで弁護士先生を悦ばせようか――
 駿策は淫らな想像に没頭した……。

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