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金色の背徳 第45話

2009/04/28 22:37 

駿策の指先が力強くウエストのくびれに食い込むと、彼の挿入に合わせ、玲緒奈は自らもヒップを突き出した。
「あッ……ああッ! た、たまんないわァ……!」
 深々と内奥をえぐられ、彼女は満足げな吐息を漏らした。
 本来、玲緒奈が最も好むのは騎上位だ。自分の快楽ポイントにフィットするよう、思う存分にリードできるからだ。
 しかし、今日のようにモヤモヤした気分、ストレスを感じるときなどはバックからの抜き差しを求めることが多かった。
 海原に代わって会社の業務を取り仕切り、現在のところは上手くいっている。そのことについての不満はない。
 しかし、丸裸で叩き出した涼子が、海原の鶴の一声で元の地位に戻ったこと、駿策と会える時間を削らざるを得ないことが、彼女に少なからずストレスを与えているのも確かだった。
「どうだ、玲緒奈、いいかっ!」
 激しい抜き差しを続け、息を切らしながら駿策が言うと、
「いいわッ、いいッ! 駿策ぅ!」
 声を嗄らしながら玲緒奈も応える。
 四つん這いという獣じみた体位で貫かれることで、鬱屈が発散され、普段とは逆の被虐的な悦びが新鮮だった。
「駿策ぅ! もう少しぃ、もう少しよォ! あ、はああ……んッ!」
 激しく首を振り、額に張り付いた前髪をかき上げながら叫んだ。久しぶりに満たされた女体が、全身の毛穴から淫らな汗を滲ませている。
「お、俺ももう少しだ。このままいくぞっ!」
 大きな動きが、小刻みな速射砲に変った。
「……ひッ……んんんッ……!」
 怒涛のような抜き差しに一瞬呼吸が止まり、そのまま呼吸さえも忘れてしまいそうな悦楽が襲ってきた。
「くああッ……んはぁ! あ、ふううッ、くふぅ!」
 喉がかすれ、痙攣を起こしたようにヒクヒクし、思うように声が出ない。玲緒奈が絶頂を迎える前の症状だった。
――この硬いモノが……
 突風が吹き荒れる脳髄の一部にも、まだ理性が残っていた。
 狂おしいほどの悦びをもたらす駿策の肉塊が、同じように繭美や涼子にも歓喜を与えていたのかと思うだけで、叫びだしたいほどの嫉妬心が噴き出してくる。
――あたしが見つけ、育て上げた、あたしだけの男
 リズミカルな振動に喘ぎながらも、女らしい独占欲は強くなるばかりだ。
「ああッ! 来てッ、来てぇ! 思いきり来てぇ!」
 そんな気持ちを振り払うように玲緒奈は叫んだ。
 自分の魅力が繭美や涼子に劣るとは思わないが、抱き合う間隔が長くなれば、やはり不安になってしまう。
「よし、いく、ぞォ!」
 肉道を行き来する硬直が激しい脈を打つ。
「んんッ……、あ、だめ、ああッ、いッ、いっちゃうぅ……」
 玲緒奈は両手をいっぱいに広げ、ベッドの端をしっかり掴んだ。横顔を枕に埋め込むように押し付け、熟れたヒップだけを高々と突き出した。
「い、いくわぁ、もうそこッ、そこまで来てるぅ!」
 打ち込まれるたびに表情が歪む。わずか二週間ぶりの絶頂が久しぶりだと思えるほど、三十五歳の肉体は飢えていたのだ。
「ふうっ、玲緒奈、いくぞ、いくぞ!」
「……ぐ、ううう! き、来てええぇ……! い、いくッ、いくぅ!」
 脳裏に雷鳴が轟き、白い閃光が走った。あまりの快感に五体が震え、全身から冷たい汗が噴き出した……。




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金色の背徳 第44話

2009/04/20 21:28 

「あッ、おおッ……! はああ……ん!」
 背後から若い愛人に貫かれ、玲緒奈は思い切り喘いだ。
 午後三時を少し回った昼下がりである。出張帰りに社へも寄らず、駅に迎えに来ていた駿策とホテルへ直行したのだ。
「は、ううッ! あッ、い、いいわぁ!」
 シャワーを浴びた後、もつれ合うようにベッドに倒れこんだ。
 仕事は順調だとはいえ、不慣れな接待などでストレスが溜まりに溜まっている。久方ぶりの彼との蜜戯で、それらの垢を洗い流したい思いだった。
「やっぱりお前は最高だよ、玲緒奈!」
 くびれたウエストを掴んだ駿策の手に力がこもった。
「やっぱりって……、誰と比べてるのよォ! 繭美? ああッ……、そ、それとも涼子ォ?」
 白い枕に横顔を押し付け、喘ぎながらも彼女は皮肉を飛ばした。色香に満ち溢れたヒップを揺らし、さらなる快楽を求める。
「そんな言い方するなよ……。すべて、俺たち二人の未来のためさ……」
 玲緒奈をなだめるように、駿策の肉塊が蜜壷を深くえぐった。
「あッ、ううッ……ん!」
 小刻みな律動が、渇いていた女体を潤わせていく。これまで数え切れないほど抱かれた相手だが、わずかな嫉妬心が今日の彼女を昂ぶらせていた。
「わ、分かってるわ、よぉ……。で、でも許せないわッ!」
「何が、許せないんだ?」
 喘ぐ玲緒奈の背中に覆いかぶさり、駿策は耳元で聞いた。濃密な雄の吐息が、彼女の耳を柔らかく包み込む。
「……こ、こんなに気持ちいいこと、毎晩繭美にしてるんでしょう?」
 駿策に繭美を紹介し、結婚までさせるように仕向けたのは自分である。それでも彼が他の女を抱くことに納得できない、複雑な感情が残っていた。
「それがぁ……ん、許せないの、よォ……!」
 これまで何度も割り切ろうと考えてきたが、どうにも消し去ることができないしこりだった。
「だから埋め合わせしてるだろ、ほら!」
 熱い杭が凄い勢いでねじ込まれた。
「はッ! あッ、ああッ……! く、ふうッ! ま、まだ足りない、もっとよぉ!」
「まったく欲張りな奥様だよ、お前は」
 嬲るように言い、駿策は連続して打ち込んだ。
「ああッ! わ、あああッ! あッ、いいッ!」
 突き出したヒップの上の方から、ズンズンと快楽が注ぎ込まれる。背中に浮いた汗が、首筋や腋から乳房を伝い、乳首から滴り落ちていく。オイルを塗ったような輝きが、完熟の肉体を包んでいた。
「ま、まだよぉ、まだ足りないわぁ……」
 両手を一杯に伸ばしてベッドの両端を掴んだ。何かにつかまっていないと、快楽に押し流されそうなのだ。
「これで、どうだ!」
 蜜壷の入口まですうっと抜き、強烈な挿入と同時に玲緒奈のヒップを引き付けた。バシッという激しい音とともに、彼女の愛液が飛び散る。
「は、あッ、いいッ! す、すごい感触ぅ!」
 愛人の声援を受け、駿策は息を切らしながら激しい動きを続けた。その振動で、玲緒奈の双乳が悦んだように弾ける。三十五歳になった今でも、二十代の張りを失わない自慢の乳房だ。
「わ、あ、わあッ! ぐ、ううッ……んん! ああぁ、さ、最高ッ!」
 身体が二つに割れそうな恐怖と、狂おしいまでの快楽がねじり合って襲ってきた。妖艶なヒップをさらに高く突き上げると、彼の硬直が直角に突き刺さってくる。まるで槍で刺されたような、鋭い感覚がたまらなかった……。




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金色の背徳 第43話

2009/04/17 21:37 

「タイミングいいわね。ちょうどあたしも連絡しようと思ってたとこ」
 駿策の電話の相手は、玲緒奈だった。
「今時間はいいのか?」
「ええ、大丈夫よ。それよりさっき海原から電話があったの」
 さすが愛娘の頼みとあって、行動が素早い。
「それでね、涼子をまた顧問弁護士に戻すって。どういうことなのかしら?」
 やはり少し立腹気味だ。
 駿策はさっきまでの病室でのやり取りを詳細に伝え、
「そういうわけで、繭美がどうしてもって言うんだ。それで義父も押し切られて」
「あなたはそれでいいわけ?」
 鋭い一撃が食い込んできた。謀略とはいえ、涼子と関係をもった駿策へ複雑な思いがあるのだろう。
「正直……、難しいな。ただ繭美は意外に頑固な一面があって、俺もそれとなく説得したんだけど、意思は固いよ」
「情が移った、なんて言わせないわよ」
 涼子の話しとなると手厳しい。
「そんなわけないだろう。もう涼子とのことは忘れてくれよ。それにお前があの写真を握っている限り、弁護士先生だってこれまでみたいな振る舞いはできないさ」
「それはそうだけど……」
「ここであんまり反対しても、繭美や義父の心証を悪くするだけだと思うんだ。別に弁護士先生が復活しても、お前の地位が脅かされるわけじゃなし、それほど心配はいらないと思うけどな」
 玲緒奈の優位性をしっかり強調した。
「でもね、あの女に対してはどうしても感情的になっちゃうのよ」
「お前らしくないよ、そんなの。素直に認めて、義父と繭美に恩を売っておくのも悪くないぞ」
「まあね、頭では分かってるのよ」
 怜悧な頭脳で、感情に流されることはない女だ。
「大事の前の小事さ。それくらい認めてやれよ」
「……分かった、そうするわ。涼子に会わなければいいだけのことだものね。もっとも、向こうだって会いたくないでしょうけど」
 遠まわしの説得に、玲緒奈はようやく折れたようだ。さすがに切り替えも早い。
「ねえ、それより早く会いたいわ。明日は大丈夫なんでしょう?」
 涼子の件に決着がつくと、とたんに愛人の声色に変った。
「ああ、一日お前に尽くすよ」
「約束よ。たっぷり尽くしてもらわないと、割りに合わないわ。久しぶりなんだし」
 やはり寂しいのか、声が妙にしおらしい。
「分かってるよ」
「じゃあ明日、駅まで迎えに来て。専務とは別々に帰るから」
 甘えるようなすねるような、彼女独特の響きだ。
「了解。どこかホテルを予約しておく」
「お願いね。夜までたっぷりよ」
 媚びるような言葉を残し電話は切れた。
 表面上は涼子と切れたと見せかけながら、裏で結ばれていることは、紛れもなく玲緒奈への背信だ。そして玲緒奈と涼子の二人と継続的な肉体関係をもっている事実、これは繭美に対する重大な不貞行為だ。さらに仇敵である玲緒奈との蜜月は、涼子の信頼への裏切りである。
 彼を中心に玲緒奈、繭美、涼子が三本の糸で繋がっている。いずれか一本の操作を誤れば、いっぺんに破滅するおそれがある。
――気を引き締めなければ――
 玲緒奈は涼子を放逐したことで安心しており、今は社業に力を入れている。涼子は玲緒奈の身辺を探っているが、聡明な彼女がボロを出す心配はない。繭美はよほどのことがない限り、駿策に疑惑を持つことはないだろう。
――しかし海原が死ねば――
 もし義父に万一のことがあれば、財産問題が表面化してくる。そうなると三人の女の微妙なバランスが崩れ、彼が窮地に陥る可能性がないとは言えない。つまり、
――海原に死んでもらっては困る――
 三人との良好な関係を続けていくためには、たとえ長期の入院であろうと、海原には生きていてもらわなければならない。駿策の心はしだいに傾いていく……。




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金色の背徳 第42話

2009/04/13 22:24 

 駿策夫妻の見舞いを受けた海原の機嫌は良かった。
 愛娘の前では、ワンマン社長も単なる一人の父親である。早くに母を亡くした繭美を溺愛し、駿策の妻となった今でも目の中に入れても痛くないほどの可愛がりように変化はない。
「君にもいろいろ迷惑を掛けるが、これからも繭美を支えてやってくれ」
 近況報告を終えると、海原はしみじみ漏らした。
 これまでは聞き流していた社交辞令も、何故だか今日は心に残った。駿策は海原から一人娘だけでなく、妻まで奪っているのである。罪悪感とは別の感情が、しこりのように植えついた。
「お父さん、お願いがあるの」
 海原の娘に戻った繭美が切り出した。
「欲しいものなら駿策君にお願いしろよ」
 娘の頼みに冗談で切り返すなど、彼はすこぶる上機嫌だ。
「そんなことじゃないの、涼子さんのこと」
 子ども扱いする父に口を尖らせ、涼子をまた弁護士として雇って欲しいと訴えた。海原とて玲緒奈の言うがままにしたに違いなく、涼子の解任に積極的に賛成したわけではないはずだ。
「そうだな……、それはわたしも考えていた。涼子が辞めたいと言ったらしいが、二人とも気が強いからぶつかり合うんだな。玲緒奈と専務にはわたしから連絡しておくよ。まあお前にとっては母の妹、叔母だからな、心配するのも無理ないか」
「じゃあ涼子さんを戻してくれるのね」
「ああ、約束だ。駿策君、悪いがわたしの意志を涼子に伝えてくれ。是非戻って来て欲しいと」
「分かりました」
 と殊勝にうなずいた。
――涼子が顧問弁護士に戻る――
 海原の鶴の一声だけに、さすがの玲緒奈も反対しにくいだろう。これを知った彼女がどう出るかだ……。
海原の見舞いは一時間ほどで切り上げた。繭美が買い物に行きたくてウズウズしているのが明らかだったからだ。
 繭美を駅前のデパートに送り届けると、駿策は一時間だけ暇をもらった。久しぶりの買い物なので、夕方まで付き合わせられることになるからだ。車の免許は持っているが、繭美は運転しないので、ここぞとばかりに買い込むことは充分に予測できた。
 彼女と別れ、駐車場に車を止めた。煙草を咥えて一服し、涼子へ連絡を取った。昨夜はホテルに泊まり、電車で出勤しているはずである。
「あ、先生。無事帰れましたか?」
「ええ。疲れ果てて、ちょっと寝坊しちゃったけど」
 ふふふ、と淫靡な笑い声を立てる。
「今一人ですか?」
「そう。でもあなたこそ大丈夫? すっかり無理させちゃったみたいで」
「最後の一滴まで先生に搾り取られて、干からびていますよ」
「まあ、いやだわ」
 電話の向こうで顔を赤らめているようだ。
「今繭美のお供で買い物に来てるんです」
「じゃあ長電話できないわね。そうそう、わたし携帯をもうひとつ持ったから、番号伝えておくわ。あなただけしか知らない番号」
 妖艶な声で新しい番号が告げられた。用心深くという駿策の提案を、早くも実行しているのだ。
「先生、朗報ですよ」
「え、何かしら?」
「さっきまで義父のお見舞いに行っていたんですが、繭美が先生をもう一度顧問弁護士にって頼んで、義父もそれを了解したんです」
「本当?」
 声のトーンが一段上がった。
「ええ。繭美の頼みは何でも聞いてくれる人ですから」
「ありがとう……。でも本当はあなたが繭美に働きかけてくれたんでしょう?」
 彼女らしい解釈で駿策に感謝を表す。
「まあそこのところはご想像にお任せしますが、ともかく戻れるんです」
「でも……素直に喜べないわ。わたしはあの女にアレを握られているから……」
 駿策との情事の証拠写真である。
「アレを盾に、あの女はきっとわたしに圧力をかけてくるでしょう、要請を断れってね」
 涼子の言うとおりだろう。玲緒奈がたやすく納得するとは思えない。
「ただ今回は繭美の強い希望だし、義父も心底あなたの復帰を願っています」
「わたし、どうしたらいい?」
 最終決定を駿策に委ねるところなど、涼子は彼を信じきっている。
「玲緒奈さんには繭美から連絡させてみます。何せ義父の後押しがあるんだから、彼女も最終的は折れるでしょう」
「そうなるといいけど……。ともかくあなたにすべてお任せします。あなたの思うようにやってみて。わたしはそれに従うわ」
「分かりました。精一杯やってみますよ」
 電話を切り、煙草を深く吸った。呼吸を整え、もう一度発信ボタンを押す。数コールの後、相手が出た……。




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金色の背徳 第41話

2009/04/11 21:52 

 繭美の言葉に、駿策は自分の顔色が変化したことが分かった。
「ちょうどそのとき、あなたから電話があって……。それで驚いて帰ったのよ」
「啓太が……。でもあいつは従兄だろう?」
「ええ、そう思ってわたしもいままで親しくしていたけど……。どうもあの人にはそれが違うふうに伝わってるみたい……」
 繭美の告白を聞き終えたが、不思議と啓太への怒りは沸いてこなかった。
 あの人畜無害な男が、という驚きの方が強い。そういえば玲緒奈が言っていた、いざとなるとああいう男が一番危ない、と。
「要するにお前に何か危害を加えようとした、って言うんだな」
 夫が念を押すと、妻はしっかりうなずきながらも、
「お酒飲んでたみたいだし……、ちょっと悪ふざけが過ぎただけかもしれないけど。一応あなたには言っておこうと思って……」
「分かった。明日にでもあいつに会ってくるよ」
「待って、それは止めて。別に何でもなかったわけだし、あの人も悪気がなかったと思うの。だから問い詰めるようなことはしないで。わたしはあなたの耳に入れておきたかっただけだから」
 憤りを見せる駿策を制した。
 この天真爛漫なところが繭美の最大の長所であり、また短所でもあった。それを最大限に利用しているのが当の駿策である。
「お前がそう言うならいいけど。まあこれから家に入れるときは気をつけることだ。おとなしい男に限って酒癖が悪かったりするからな」
「うん、そうする」
「俺もこれからはできるだけ早く帰るようにするよ」
「それから……ね」
 繭美は重そうに口を開く。
「涼子さんのこと、お父さんに話そうと思うの」
 妻の口から「涼子」の名前が出てドキッとしたが、
「もう玲緒奈さんが話してるんじゃないか?」
 表情を変えずに言った。
「何があったか知らないけど、叔母は数少ない血縁の一人。これからも力を貸してもらうことがあると思うのよ」 確かにその通りだ。駿策はうなずいた。
「わたしが頼めば、お父さんも賛成してくれると思う。今までも叔母に何度も助けてもらったみたいだし」
 珍しくきっぱりとした口調で言う。
 一介の土木作業員だった義父が今日の地位を築けたのは、本人の努力の他に、人には言えない暗部もあるだろう。そんな時に涼子がいろいろ知恵を授けたようだ。
「ずっと会社の成長を見てきた人だしな、玲緒奈さんのお目付け役としては、彼女しかいないだろう」
「よかった。あなたも賛成なのね」
「もちろんさ。涼子さんも喜んで引き受けてくれるよ」
「そうね。あ、でも誤解しないで欲しいの。別に玲緒奈さんが好き放題しているってわけじゃないのよ」
 慌てたように付け加える。要するにみんなで仲良くやっていきたい、繭美はそう言うのだ。世の中の人は誰もが善人だと思っている彼女らしい。


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金色の背徳 第40話

2009/04/09 21:09 

「おはよう、だいぶ疲れていたのね」
 昼近くに起きだしてきた駿策に、繭美はいたわるように言った。朝の家事を一通り終えたようで、エプロン姿が日の光とともに眩しい。
「そうでもないけどな。まあようやく一区切りついたよ」
 新妻の淹れたコーヒーに口をつけ、昨夜の涼子との情事を思い返した。
――先生、異様なくらいに燃えてたな――
 まるで今宵限りの逢瀬という感じで、涼子は貪婪に彼を求めた。事実、駿策は女弁護士の中で三度果てたのだが、彼女はまだ物足りない様子でもあった。
 帰宅したのは午前三時で、繭美を起こさないようにベッドにもぐり込んだのが、つい先ほどのような気がする。
――これで涼子とも切れずに済んだ――
 そう思えば身体にのしかかる疲労感も大したことはない。彼女は充分すぎるほど悦んでいたし、駿策への信頼も倍増したはずだ。
「繭美、今日はどうするんだ?」
 キッチンで食器を整頓している背中に声を掛けた。
「午後からお父さんのお見舞いへ行くつもりだけど、あなたお昼ご飯は?」
 薄化粧した瓜実顔をこちらへ向ける。
「後で適当に済ますからいいよ。病院には俺も行こう。親父さんにはしばらく顔を見せていないからな」
「嬉しい、助かるわ。わたしだけだとわがままばっかり言って困るの」
 自分の夫が、義母や叔母と爛れた関係を結んでいることなど露ほども疑っていない、そんな無邪気な笑顔が彼の胸に突き刺さった。
「あ、そうだ。病院の帰りに買い物に付き合ってくれない? このところ出掛けてないから、いろいろ買いたいものがあるのよ」
「いいよ。今日一日お前の運転手に徹するさ」
 もともと一日中家で過ごすと決めていたのだ。それに買い物に付き合うことで、秘かに彼女を裏切っていることへの、ほんのわずかな罪滅ぼしにもなる。
「せっかくのお休みにごめんなさいね」
「いつも一人にさせちゃってるんだ、今日は何でも言うことを聞くよ」
 飲み干したコーヒーカップを手に立ち上がり、駿策はキッチンへ行く。
「じゃあ、もうひとつ。相談、じゃないけどちょっと聞いて欲しいことがあって」
 カップを受け取って流し台へ置くと、繭美はダイニングテーブルへ腰掛けた。弾けそうな笑顔に雲がかかっている。
「お父さんのことか?」
 義父の病状が悪化したのかと思い、駿策は彼女の正面に座った。
「覚えてる? この間、夜遅くに啓太さんがうちに来たって言ったでしょう?」
「ああ。俺に用があるとかで。でも帰ったんだよな」
 涼子と屋上プレイに耽っていた夜のことだ、彼はすぐに思い出した。
「あの時、啓太さん、少し様子がおかしかったのよ」
「おかしいって?」
「あのね。言いにくいんだけど……、わたしに、わたしに変なことしようとしたの……」
 うつむき加減で恥ずかしそうに言う……。



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金色の背徳 第39話

2009/04/07 21:34 

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「はあッ……ん、今夜は、ずっと、ずっとしていたいぃ!」
 甘えるように言うと、涼子は駿策ともつれ合ったまま、セミダブルのベッド上を一転した。
「涼子さんが望むだけ付き合いますよ。僕だってそのつもりですから」
 上になった駿策は、軽く唇を合わせて上体を起こした。涼子の足首を掴んでグイッと開くと、二人の結合部が露出する。
「いやあ、駿策さん……!」
 火口のように煮えたぎる淫裂を直視され、忘れていた羞恥が蘇った。
 何度も蜜戯を重ねて、屋外プレイまで体験した相手だが、それでも恥じらいの気持ちは捨てきれない。
 根元まで収まった彼の硬直がゆっくり、彼女を焦らすようにゆっくり抜かれていく。そして一瞬の空虚の後、猛烈な勢いで侵入して来た。
「はッ、あうッ!」
 蜜壷が爆発したような衝撃が涼子を襲った。
 じりじりと後退し、凄いスピードで差し込まれる。この淫らな緩急に、熟女弁護士の官能は破壊されそうだ。
「おお……! あッ、あッ! ひあッ……んんん!」
 熟れた雌の嬌声と、若い雄の咆哮が交互に響く。抜き差しの感覚が短くなり、肉体のぶつかる音が大きくなった。
「……わ、わああッ! あ、あわぁ! だ、だめ、だめぇ!」
 テンポ良い律動が彼女を二度目のクライマックスへと押し上げる。張り裂けそうな悦びとは裏腹に、四肢の感覚は薄らいでいく。
「く、ふうッ!」
 それでも涼子は最後の一線で堪え、人差し指を口に咥えた。あまりの声の大きさに自分でも驚き、指を噛むことで耐えようとした。
「はふぅ! は、ああッ! は、ふう、はうぅ……」
 女弁護士は眉根を寄せ、下あごを突き出した。
 これ以上ないほど肢を大きく開いた卑猥な姿勢、その中心部を目がけて駿策は容赦なく抜き差しを加える。
 喉がカラカラに渇き、声もかすれてきた。呼吸もままならない快楽の渦に、息苦しささえ覚えた。

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「涼子さん……。我慢しなくても、いいですよ……。僕たちがこうしていることは誰も知らないし、誰にも知られることはない……」
 絶え間ない激しい動きに、駿策も息を乱していた。涼子の中で暴れる彼自身も、今にもはち切れそうなほど膨張している。
「は、あッ、ああッ! は、恥かしい……、ああんッ!」
 指を噛みながら涼子は首を振った。
 諦めていた駿策との再会、そして肉の悦び。姪の夫との情事という背徳感だけでなく、仇敵玲緒奈の鼻を明かした快感が、戦慄にも似た喜悦で彼女を包む。
 駿策はいったん動きを止め、涼子に重なった。彼女の首筋に顔を埋め、荒い息を吐く。
 熟女弁護士は白い腕を彼の背に廻し、腰に両の太ももを絡め、しっかり足首を組んだ。もう二度と離したくないという意思表示だった。
「駿策さん、好きよ、愛してるわ……」
 耳たぶを舐めるようにささやき、蜜壷を収縮させる。鋼鉄のごとき硬直が、激しい脈を打っているのが下半身から伝わってきた。その形までもが、はっきりと涼子の脳裏に浮かび上がった。
「涼子さん……」
 駿策に唇を塞がれ、再び涼子は歓喜の渦に引きずり込まれた。
 身体を密着させたまま、彼がローラーのように動く。汗にまみれた肌が溶け合い、淫猥な音を奏でる。たわわな双乳が重みに押し潰されるが、薄桃色の乳首はそれに反発するように屹立した。
「ああ……、あ、愛してるわぁ……、駿策、さぁん……!」
 彼の愛撫ひとつひとつで、涼子は官能の階段を一段ずつ上っていく。あと一歩で頂上まで達する、熟れた肉体がそう叫んでいた……。

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金色の背徳 第38話

2009/04/06 22:27 

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 その夜、涼子はベッドで凄まじく乱れた。
 これまでの鬱憤を晴らすように、そして不安を追い払うように悶え狂ったのだ。
 駿策の勧めに従って目的駅の三つ前で下車し、タクシーを二回乗り換えて彼の待つホテルへ向かった。
 彼の提案で、駿策はツイン涼子はシングルと、あえて部屋も別々に取った。念には念を入れ、細心の注意を払ったのである。
 二人はホテルのレストランで食事の後、最上階のバーで軽く飲み、今後について語り合った。思っていた以上に、駿策が自分のことを案じていてくれたことが心に染みた。
「今夜はたっぷり時間もありますから。ね、涼子さん」
「ええ……、新しいスタートの夜に、あなたと二人だけで過ごせるなんて……。昨日まで考えられなかったことだもの。嬉しいわ……」
 二人だけにしか分からない淫靡な笑みを交わした後、涼子は彼にしなだれかかるようにして部屋へ入ったのだ……。

「あッ、あッ、ああッ――!」
 年下の男に跨り、涼子は豊満な熟尻を激しく揺らした。乱れる髪を何度もかき上げ、下からの乳房の愛撫によがり声を抑え切れない。
「駿策……さぁん……! は、ああッ! すごい、わぁ……」
 深く突き刺さった彼の肉棒に、喉元までえぐられるような感触がたまらなかった。
 わずか一週間ぶりの逢瀬だが、何年も会っていないような錯覚がある。それだけ渇いていた証なのだろうか。
 たわわに実った双乳が、悶える身体に合わせて妖しく躍動する。白いもち肌には玉のような汗が浮かび、それらが彼女の肢体に光沢を与えた。

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「わ、わたし、わたしぃ……!」
 全身に鋭い悦びを感じる一方で、骨が溶けるような脱力感もあった。涼子は彼に全身を預け、夢中で唇を求めた。
 ネチャネチャと音を立てて舌を絡め合い、唾液を吸い合った。
「あ、ふうッ、駿策さん! ああッ、好きよ、好きよぉ!」
 駿策の手が彼女のヒップを押さえ、グイグイと下から突き上げてくる。密着させた下半身に、最も敏感な部位が擦られると、
「んんッ――!」
 自分でも怖くなるほど五官が研ぎ澄まされていた。

 ベッドイン直後、彼の舌技ですでに一度昇天した涼子だが、今夜は何度でも味わいたかった。精魂尽きるまで貪り合い、何も考えずに彼の腕の中で眠りたいと思った。
「涼子さん、今夜は特に凄いよ……。まるで獣みたいだ……」
 彼女の勢いに圧倒されたように、駿策は呼吸を乱しながら言った。
「ああッ……! あなたが、あなたがわたしを獣にさせるの……よォ!」
 廉恥な自らの言葉に興奮した熟女は、さながら牝獣のように彼の顔を舐め尽した。駿策の汗も匂いも、すべて自分のものにしたかったのだ。
――この人とは離れられない――
 めくるめく悦楽の中で涼子は思った。
 駿策との歳の差は埋めようもないが、この激しくも甘い交わりさえあれば、若々しくあり続けられる自信が彼女にはあった。
 三十八歳になるこれまで、それなりに男たちとの経験はあるが、駿策ほど悦びと安心を感じる相手には巡り会わなかったし、これからも現われないだろう、涼子は官能の渦の中で思った……。

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金色の背徳 第37話

2009/04/04 21:27 

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「わたしだって辛いの。せっかくあなたというパートナーが得られて、いろんな意味で飛躍できると思ってたのに……。残念で、悔しくて……、あなたから電話をもらうたびに胸が苦しくなって……」
 駿策は彼女の本心を垣間見た思いがした。
 弁護士という鎧を身にまとい、理知的な女として振舞ってはいるが、本来は一途で情熱的な女なのだ。だからこそ、彼に災難が及ぶことを避けるために身を退いたのだ。
「僕があなたを引きずりこんだばっかりに……」
「ううん、そんなことないわ。わたしもあなたと知り合えて嬉しかったし、楽しかった。後悔はしていないの。だからそんなふうに思わないで」
 自分の窮地にも恋人の心配をする涼子を見ていると、彼の心に本物の罪悪感が沸いてくるのだ。
 お茶を一口すすり、窓の外を眺めた。
 玲緒奈とはもう十年近い歴史があり、今の自分があるのは彼女のおかげだと言っても過言ではない。彼女にはすべての秘密を握られているし、彼の方でも玲緒奈と離れるつもりはなかった。
 しかし、一方で涼子の健気な気持ち、そして満々と蜜を蓄えた肉体も捨てがたい。繭美も含めた三人の女の間を上手く泳いでいきたい、それが駿策の自分勝手な希望だった。
「涼子さん、あなたの正直な気持ちは?」
 泣き腫らした女弁護士の顔を直視し、駿策は言った。
「……わたしは……、あなたを失いたくない……。できることなら、これからもあなたと会い続けたい……」
 崩れた表情を見られたくないのか、涼子はハンカチで顔半分を隠したまま答えた。
「じゃあそうしましょうよ。僕もあなたと別れることはできそうにない」
「……でも……、もしまた見つかったら、きっとあなたでもただじゃ済まないわ。いくら繭美の夫のあなたでも」
 一瞬だけ悦びを顔色に表したが、すぐ物憂げに曇った。玲緒奈の恐さを身をもって知っている彼女らしい。
「もっと用心深く、見つからないように努力するだけです。例えば、僕らが会うのは県外にするとか、尾行に気をつけるとか。普通の共犯者くらいの注意をすれば、いくらでも抜け道はありますよ。現に僕もここへ来るまでにかなり遠回りをしましたよ」
「やっぱり尾行が?」
 目を見開いた涼子に笑って見せ、
「おそらくそれはないと思いましたが、念には念を入れてです。それぐらいの気を使えば大丈夫だってことですよ」
 彼女を安堵させるように言った。

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「……そうね……。今までが不注意すぎたかもしれない」
 涼子は自分を納得させるように呟いた。
「これまでのように頻繁には会えないかもしれませんが、ほとぼりが冷めるまでの辛抱ですよ」
「……ありがとう、駿策さん。本当に、とっても嬉しいわ。あなたを信頼して良かった」
 青ざめていた頬にも赤みが差し、ようやく涼子は笑顔を見せた。目尻に寄った三十八歳のしわも、何だか可愛らしい。
「ところで先生、今夜の予定は?」
「特に……ないけど」
「それなら今夜、僕らの新たなスタートのためにどこかで祝杯を上げませんか? これからのこともゆっくり相談したいし」
「今夜? これから?」
 突然の提案に涼子も驚いている。
「玲緒奈さんも社用で明後日まで留守です。羽根を伸ばすチャンスですよ」
「でもどこで? この辺りは危険よ」
 涼子の問いに、駿策は隣県の都市名を挙げた。ここから車で一時間半、電車でも同じくらいの時間でいける場所だ。
「僕は車で行きますから、あなたは電車を使って下さい。駅に着いたら連絡を取って、その近くのホテルで落ち合いましょう」
「わたしはいいけど、あなたは大丈夫なの?」
「もちろん。最初からそのつもりでここに来ましたから」
「ならすぐに仕度しないとね」
「今からなら七時過ぎには着けます。あなたはそのままホテルに泊まってもらって、僕は帰ります。行きも帰りも別々で冷たいようですが」
 すべてを予測して、繭美にも帰宅は遅くなると言ってあった。駅前のシティホテルも以前に仕事で利用したことがある。
「そんなことないわ。わたしはあなたと会えるだけで嬉しい」
 涼子は少女のように、悦びを身体中で現した。
「じゃあ駅に着いたら連絡して下さい。おそらく僕の方が先に着くでしょうから」
「わかったわ。気をつけてね」
 彼女の肩を軽く叩き、駿策は事務所を後にした……。

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